ここ2、3年で始めたシェア畑による家庭菜園。
最初の頃は種を蒔けば芽がでて育ち、苗を植えれば勝手に育つとばかり思っていた。
しかし、それは大きな間違いであった…家庭菜園と言えども野菜作りは簡単ではない。
自然を相手にすると言う事は生半可な事ではない、と言う事を痛感した様な気がします。
そして今回は、そんな気持ちを注意点としてまとめてみたので、これからシェア畑などを借りて意気込んでいる家庭菜園の初心者の方々にとって、少しでも参考になれば幸いです。
土壌改良
シェア畑などを借りる事が出来、これからいよいよ野菜を栽培するにあたり、まずやりたくなる事の1つが単純に土を耕す、牛ふん堆肥、苦土石灰、腐葉土などを土に混ぜ耕運機をかけると言う様な行いだと思う。
しかし、土に良いとされている資材を土中に混ぜる事が本当に良い事なのかは若干疑問である。
それは何故かと言えば、自然界の豊潤は常に上から…と言う原理原則があるからだ。
動物が死滅し分解される時は土の上で処理されるし、他の生物に食されて排泄物として出されるのもまた土の上からだろう。熟した木の実や枯れた葉が落ちるのも上から、雨水もしかりである。
結論、土はむやみに耕運せずとも必要な資材を上から撒けば良い。
作物の適期が重要
上の写真は大根ですね…エンピツの様な大根です、はい。
野菜の種蒔きや苗の植え付け時期は、日本の四季による気温と密接な関係性にあると感じました。
即ち、種の袋の裏面やネットにある種蒔き・植え付け時期は極力守った方が良い。
葉物は意外と難しい
まず、発芽して芽がでた時点で虫の餌になってしまう事が多い感じでした。真夏も強い太陽光で葉が焼けてしまい向かないと思います。
秋口に入り暑さも和らいでくる頃にコマツナ、レタス、ルッコラあたりを育てるのが良いかも。
上の2枚の写真は冬の間に育てたルッコラです。
ジャガイモは裏切らない
3月に植える新ジャガ、秋口の9月に植える秋ジャガ(秋は適期厳守の事)、植えればほぼ収穫までこぎ着けられる。その頃にホームセンター等に種芋用のジャガイモが並び始めるので、それを購入する。
上下で写真に写っているのは、切らないでそのまま植えられるサイズだったキタアカリと言う品種になります。
家庭菜園を始める前は、ホームセンターに行ってもこう言った種芋や苗等には目もくれなかった訳ですが、人と言うものは新しい物事を始める事によって新たなものに目がいく様になる、と感じた次第です。
分量を考える
上の写真は種芋を植えているところです。初期の菜園あるあるだと思うのですが、買った種芋(種)の分量と実際蒔けるスペースの見誤りをしてしまい、予定より大分多くの畝をジャガイモに費やしてしまいました…まぁいいか。
雑草問題
家庭菜園の初心者は元より、ベテランまで悩ませるのが各種の雑草である。
4月、5月に入り、気温も大分暖かくなってくればあちこちに雑草が生い茂る様になってくる。
メインの野菜よりも遥にたくましく、逆に雑草を育てているのかなと思わせる位に、成長スピードも早かったりする。
上の写真の雑草も、ある程度根こそぎ抜いて適当に放置していたのですが、数日後にまだ葉の部分が青々としているので不信に思い、持ち上げようとしたところ、なんとこの状態で更に土の中に根を伸ばしていました…。
何しろ、雑草とは相当な生命力としぶとさを併せ持っているので、GW辺りから秋口までは常に雑草との闘いである。
雑草問題に関連した記事はこちら。家庭菜園における雑草問題と小技集
とりあえず収穫の喜びを知る
ジャガイモを植えた初年度、4月に入ってもなかなか芽が出てこないジャガイモの事が不安になり、そっと掘り起こしてみたところ、しっかりと芽を伸ばしてもう少し暖かくなるのを待っている様でした。
ちゃんと生命が宿っているんですね。
正直、家庭菜園と言うと、誰でも手軽で簡単に野菜を収穫できるイメージでしたが、実際はなかなか難しく、上手くいかない事の連続でした。
しかし、めげずに地道にコツコツと取り組めば、必ず結果はついてきて収穫出来ると思うので、頑張ってください!
ワンポイントアドバイス
家庭菜園をやるにあたって、初心者が想像する以上に雑草問題や害虫の食害問題など、過酷な事が多いですが、めげずにコツコツと取り組む様にしましょう。
家庭菜園に関連する記事はこちら。副業のすすめ(準備編)
踏まれても踏まれても、強く育つつくしの様に、頑張りたいと思います。
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