今回は、電気工事業の他に副業として取り組み始めた、野菜の栽培・販売が思いのほか上手くいかず、そこから果樹栽培に移行していった時の事を書いていきます。
同じ様に、副業を始めてみたけれど、なかなか上手くいかないと言う方々や、新たに副業を始めてみたい、と言う方々にとって、何らかのお役に立てれば幸いです。
副業に関連する記事はこちら。副業のすすめ(準備編)
兼業での野菜栽培の結果
上の写真は、春先の畑の様子を写したものです。
本業である電気工事業が多忙を極めたので、野菜栽培の方の管理が出来ず、菜花や小松菜からとう立ちしてしまう程、畑を放置してしまいました…。
要するに、建設業である電気工事業と、農業の野菜栽培とを時間的に両立させる事が困難であり、そこを見誤ってしまったんですよね…。
なので、気を取り直して今後の方向性を考え直しました。
果樹栽培一択に絞った
今後の方向性を見つめ直し、結果として行きついたのが、金柑とイチジクの果樹栽培です。
野菜の栽培はキッパリと諦め、果樹栽培一択にする事にしました。
そして、数ある果樹の中でも、金柑及びイチジクにしたポイントとしては、
○果樹としては比較的場所を取らない(低樹木である)
○収穫に至るまでの期間が短い
○管理が比較的容易(育てやすい)
などの色々な点がありました。
また、私が住んでいる地域(神奈川県)で栽培可能か?、順調に育っていってある程度の収穫量が見込めるか?、また市場での需要はあるのか?と言う観点に基づいて選びました。
それぞれ植え付けてみた
今後は金柑、イチジクそれぞれで栽培の様子を記事にしていきますが、諸々の整備を行い金柑40本弱、イチジク20本弱を植え付けました。
切り戻し剪定
上の写真はイチジクの苗木ですが、植え付け後に40~60cmあたり(ひざ位)の高さで切り戻し剪定を行います。
果樹栽培の初心者とかですと、買ってきた苗木を短く切り詰めると言う行いは、単純に躊躇すると思いますが、ここではバッサリ切ってしまって大丈夫です。
と言うか、最初の切り戻し剪定がかなり重要です。
順調のはずだったイチジク栽培
ここで結果を言うと、果樹栽培のうちイチジクの栽培は断念し、金柑の栽培だけに専念する事にしました。
栽培を断念した最大の理由は、上の2枚の写真に見られるテッポウムシの被害が甚大だった為です。
持てる限りの時間を使い対策を講じましたが、成虫であるカミキリムシに産卵されてしまい、野外でのイチジク栽培の難しさを痛感した次第です…。
次点の理由は、イチジクの日持ちの悪さと、前述の電気工事の忙しさを考慮した時の、販売のタイミングが微妙な点でした。
イチジク栽培に関連する記事はこちら。失敗談 イチジクの栽培とテッポウムシによる被害
種なし金柑ぷちまる
金柑の栽培一択に踏み切った主な理由は、上記のイチジクのウィークポイントに対して、テッポウムシの食害がイチジク程ではない、そして日持ちは良いと言う事です。
害虫問題に関しては、アゲハ蝶の幼虫など、また別途考えないとならない点もありますが、栽培初期で樹全体が枯れる危険性が大幅に減るのは、大きなポイントだと感じました。
上の写真の様な、種なしの美味しい金柑を沢山収穫出来る様に、日々頑張っていきます。
ワンポイントアドバイス
ある程度の本数を栽培しようと思っているのなら、その品種は1つに絞った方が色々な面でベターな気がします。
収穫できるまでは、とにかく頑張ります。
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