今回は、私が本業である電気工事業の他に始めた2つの副業のうち、ステンドグラスによるオリジナル照明の製作について様々な角度から解説していきますので、副業またはステンドグラスにご興味をお持ちの方々必見の内容となっております。
ステンドグラスを始めるに至った経緯
ある時、神奈川県鎌倉市にある小町通りを歩いていた際、偶然ステンドグラスのお店の前を通りかかりまして…そして興味本位で店内を覗いたところ、凄くインスピレーションを受けてしまった訳です。
今にして思えば、あの時に鎌倉に請け負った現場など無かったなら、今現在はこの様な流れにはなっていないのだろうな、と感じる瞬間もたまにあります…。
しかし、人生において…特に仕事や恋愛などはタイミングが重要であり、そんな中でステンドグラス照明の製作を副業として始めた事を、素直に尊重していきたいと感じている今日この頃です。
体験教室
まずはそのお店の体験教室に参加しました。
私の心の中で、教室に通う事は決定事項になっていたのですが、まず最初はこの体験教室からなんですよね。
師匠である先生が予め途中まで作成していたガラスを、はんだ付けするところからのスタートです。
はんだ付けを行う前に、専用の油をハケで塗っておきます。この様にする事で銅にはんだが乗り易くなります。
ここで製作しているランプは、ガラスの真ん中辺りで光が漏れるデザインとなっている為、その部分がくぼんでいます。
この様な部分は後からだとはんだごてが当てづらい為、上の写真の様に先にはんだ付けを行う訳なんですよね。
この時は先生に言われるがままで、理屈はあまり理解していなかったけど…ブログで文章にしている今なら分かります。
はんだ付けによるガラス同士の接合
やりにくい部分のはんだ付けが終わりまして、いよいよガラス同士を接合する段階です。
上の真ん中の写真の様に、ガラス同士の内側の辺を合わせる様にガムテープで固定し、最初は各ガラスの接点にはんだ付けを行っていきます。
教室ではガムテープですが、ここら辺は普段現場で使用するマスキングテープと言う物でも良いかも知れないと感じる。自分の作品を作る時に色々と試してみよう。
ステンドグラスにはんだ付けする際のポイント
ポイント毎のはんだ付けが完了し、今度は内側、外側、そして上部などの各部分にはんだ付けを行っていき、ボリューム感をだしていきます。また、以下に挙げる事が主な注意点となります。
○はんだのボリューム感を均一にしていき、あまりデコボコし過ぎないように盛る。
○銅テープ部分全てにはんだを盛り、やり残しのないように気を付ける。
○1つのガラスばかりにはんだごてをあて過ぎると、熱でガラスが割れてしまうので、はんだを盛る部分を適度に移す様にする。
実際、はんだ付けと言う行い自体は専門学校や新卒で入社した会社員時代にやっておりましたが、超久々にやるとかなり没頭でき、やたらと楽しい作業に感じましたね。
薬液の塗布
はんだ付けも無事に終わり、次の工程ははんだ部分の色付けです。
ここではシルバー色をしているはんだを黒色やゴールド、ブロンズ色等に薬液の化学反応により色付けします。
また、この専用の薬液は人の肌にとってかなり強いので、必ずゴム手袋等を着用します。
初めてのステンドグラス照明の完成
ステンドグラスによるスタンドライトの完成です。
本体完成後、スタンド部分や電球のソケット、スイッチ付きの電源コード等を組み上げていくのですが、流石にこの工程は私も専門なので、滞りなく出来ました。
副業としてステンドグラス照明の製作を選んだ理由
最後に、私が副業としてステンドグラスによるオリジナル照明の製作を選んだ理由を幾つか挙げますので、これから何らかの副業を考えている人は、ご自身の考えと照らし合わせてみて下さい。
○本業の電気工事業との親和性が高い
電気製品なので、設計、製作は勿論のこと、取り付け工事まで一貫して行う事が出来るのは強みだと感じております。
○オンリーワンな物を作る喜び
完全オリジナルなので、言わば世界に一つだけの製品を作れる事の楽しさを味わいながら仕事ができる。
上記の様な思いを胸に、ステンドグラス照明の製作を頑張っていきますので、宜しくお願い致します。
ワンポイントアドバイス
本業をおろそかにせず、地道に取り組める副業を見つける様にしましょう。
ステンドグラスに関連する記事はこちら。ステンドグラスの電気工事
自分の直感を感じた時は、迷わず進んでみよう!
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