今回は有井電気の資材置き場兼、金柑栽培を行っている土地で採れた梅で、生まれて初めて梅酒を作った事について書いていきます。
なので、普段飲むお酒はいつも梅酒だと言う人や、梅酒作りにご興味のある人にとって、何らかのお役に立てれば幸いです。
土地購入と同時に植えた梅
上の写真に写って花を咲かせているのが、私が植えている梅の木ですね。(ピンクのは隣地の梅)
品種は手前が南高梅で、後ろに植えてある木が白加賀と言う品種です。
梅は結実に2品種以上の木が必要であったり、その方が収量が上がるのと、目的である梅酒作りに適した品種を選定しました。
そして別の場所に1年遅れて植えたのが、豊後と言う品種の梅ですね。
この豊後と言う品種は、梅とあんずの交雑種との事で、前述の2品種より開花時期が若干遅いようです。
4年目の梅の木
資材置き場として購入した土地に植えてからと言うもの、早4年の月日が経ってしまいました。
3年目からほんの少量、実をつけ始めていましたが、4年目でまぁまぁ、5年目で梅酒1kgくらいの収量になるのかなと感じています。(梅の木3本の場合)
花が咲いた後には、小さな梅の実がつき始め、収穫時期である6月あたりに向けだんだんと大きくなっていきます。
来年に期待
6月を迎え、上の写真に写っているのが3、4年目の梅の収穫結果です。
結果として白加賀1個、南高梅4個(両品種とも小粒)、豊後12個となり、3年目である豊後が一番収量が多い結果となりました。
当初、5~600gくらいは楽勝でイケるだろうと思っていましたが、恐らく生理落下により白加賀や南高梅はかなりの減収となってしまいました。
まぁこればっかりは自然の摂理なので仕方がなく、気を取り直して収穫できた約300gの梅で梅酒を作ってみるとしましょう。
冷凍梅がオススメ
梅を収穫してまず行った事は、上の写真の様に冷凍した事です。
そして以下に冷凍梅を使用する事のメリット、デメリットを書いていきます。
冷凍梅のメリット
○アク抜きをしなくてもOK
○カビの発生や発酵を抑える事ができる
○漬ける時間を短縮できる
冷凍梅のデメリット
○生梅より若干風味が劣る
以上の事から、梅酒を作るにあたり、冷凍梅を使用する事はかなり有効だと感じました。
因みに梅酒を作るにあたって、梅の解凍作業はせずにそのまま使用します。
梅酒の使用材料
まずは梅酒などを漬ける為の果実酒瓶で、収量に合わせて1.7ℓの物と、今後の為に梅1kg用の4.0ℓの物を用意しました。
また従来のガラス製の物より格段に軽く、破損の心配が少ない透明の樹脂製の瓶を選定しました。
次に梅を漬けるホワイトリカーで、アルコール度数35°のものを用意しました。
基本的に漬けるお酒の種類は問いませんが、アルコール度数が20°以下のお酒で梅酒を作る事は、違法行為となってしまう様なので、注意しましょう。
最後に氷砂糖ですね。
他にも色々な砂糖や、はちみつなどでも梅酒を作れる様ですが、初回と言う事でオーソドックスな氷砂糖を選定しました。
約300gの梅酒レシピ
よくスーパーなどで売っている1kgの梅に対するお酒と氷砂糖の分量が、
○梅 1kg
○ホワイトリカー35° 1.8ℓ
○氷砂糖 800g~1kg
と言う様な具合です。
それに対して、約300gの梅で梅酒を作ろうとすると、
○梅 300g
○ホワイトリカー35° 0.6ℓ
○氷砂糖 300g(ちょい甘め)
と言う様な感じにしました。
梅酒の製造
まずは瓶に冷凍梅を解凍せずに入れ、その上に氷砂糖を入れ、それを交互に繰り返します。
上の写真に写っている様に、梅→氷砂糖→梅の順番ですね。
梅の量が300gなので、アッという間に作業終了し、見た目的に氷砂糖がかなり多めになってしまいました…。
次回は梅1kgで、バランスよく作りたいと思います。
梅と氷砂糖を瓶に入れ終わったら、いよいよホワイトリカーを注ぐ段階ですが、お酒の分量だけは計量カップで慎重に計って入れました。
上の写真に写っている様に300ccを2回(0.6ℓ)入れます。
0.6ℓのホワイトリカーを、ゆっくりと注いでいきます。
氷砂糖が完全に溶け込むのに約1週間くらいかかりますが、毎日静かに瓶を回して梅と氷砂糖が馴染む様にしていると、自然と自作の梅酒に愛着が湧いてくるような気がする今日この頃です。
梅酒作りデビュー
私がお酒をたしなむ様になって、まず最初に飲んでいたお酒が梅酒でした。
仕事を独立してから付き合いでのお酒の席も増え、自然と他のお酒を飲む事が多くはなりましたが、自分で作って楽しむとなると、やはり梅酒が一番手ごろかと思います。
自分で植えて育てた梅の木から収穫し、生まれて初めて作った梅酒を飲む日が、今から楽しみです。
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ワンポイントアドバイス
梅酒は手軽に作れるので、スーパーなどに梅酒グッズが並ぶ6月ごろにチャレンジしてみよう!
漬けた梅の実の味見も、何気に楽しみです。
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