【実体験怪談シリーズ】 帰れない

怪談

 どうも、今回は私の妻が子供の幼稚園バスの送り迎えで一緒になる、俗に言うママ友から聞いたある話しについて書いていきます。

 それは、いつもの様に昼下がりのティータイムを共にしていた時に、不意に話されたと言う事でした。

 

 

 

いつも通りの帰り道で

 その日は母親と子にとって、いつも通りの行楽の帰り道だったそうです。

 家族構成は両親と幼稚園の娘さん、そしてその日、ご主人は自宅で留守番だったと言う事でした。

 帰省とは全然関係ないとの事でしたが、誰しも自分のフェイバリットな都道府県と言うのは、実家などがある無しにかかわらず、1つや2つあるのかも知れませんね。

 私も生れ育った神奈川県から車で1時間くらいで行けて、自然が豊かなところは行くだけで楽しいなと感じます。

 

 

 

 しかし…神奈川県からすると、車で1~2時間の場所から昼過ぎに出発したのに、何故か一向に神奈川県に到達できず、とうとう夕方も過ぎてしまったんですよね。

 上の写真の様な農道をひたすら走っていたので、特に渋滞なども無かったのに、行けども行けども同じ様な道が続いた、と言う事らしいんですよね…にわかには信じがたいんですけれども。

 

 

 

宿泊先のホテルで

 ここまでの話しの流れで、よくある心霊話しなどでは霊に呼ばれているパターンが濃厚で、非常に危ういイメージを私は抱いたのですが、その宿泊先でも不思議な現象は相次いだ様です。

 宿泊する部屋に入ってすぐ、娘がしきりに壁に掛けてあった絵画を、一心不乱に真っすぐに掛けようと触りだしたんです。

 まだ幼稚園児くらいの年齢の子供だったら、旅先の部屋に着いたら走り回るか、ポットの横に置かれたお茶菓子などに興味を示す感じだと思われるが、何故かその時はしきりに絵画の傾きを気にして触っていて…しまいには泣き出してしまったので、止めさせたらしいんですよね。

 

 きっと、何かしらの力によって、そうさせられていたんだと思うんですよね。

 

 

 

 

履歴に無いメール

 更に不思議な事は続き、自宅で留守番をしていたご主人から1通のメールが届いたのですが、その内容があまりにも当時の状況とかみ合わない内容だった事から電話したところ、メールしてないし送信履歴も無い、との事でした。

 また何か、不思議な力がそうさせているのかも知れませんね。

 

 

 

実際に身近にあった不思議話

 今回のお話しの結末的には、その母子が何か危険な目に遭ったとか、数日帰れなかったと言う事は無く、次の日には何事も無かったかの様に神奈川県の自宅に帰れたそうです。

 …まぁ、それでも今回の様な理由で、もう1泊すると言われたら、私だったら気が気じゃないとは思いますが。

 

 行楽に向かった方角があまり良くなかったのか、日にちが良くなかったのか、はたまた何かに引き寄せられていたのか…真実は分からないのですが、同じ幼稚園バスを待っている人と言う、意外と距離感が身近な人が体験した、不思議なお話しでした。

 

ワンポイントアドバイス

 旅行からの帰路や何気ない帰り道で、何らかの力が働いて帰れない時は、無理に帰ろうとせずに素直に泊まった方が良いかも知れない。

 

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 科学や理屈だけでは説明できない何かが、そこにはある。

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