今回は、神奈川県は横浜市のとある商業ビルでの、テナント工事に伴う業務用エアコンの配線工事の様子について書いていきます。
なので、これから新規で事務所や店舗をオープンしたい、または古くなった業務用エアコンの交換を検討している方々にとって、何らかのお役に立てれば幸いです。
商業ビルでのテナント工事
上の写真は、そのテナントビルの屋上の様子ですが、割と広めな商業ビルと言う事で、各階のエアコン室外機は全て屋上に設置と言う工事内容でした。
空調業者との分業
上の写真に写っている様に、各階の室外機の設置場所も予め決められており、そしてそこに空調業者の方が室外機を設置し、冷媒管などの配管を行っていきます。
また、工事の規模が大きい為、電気と空調の工事が分業となり、今回はエアコンの電源工事(配線、接続)のみを請け負う事になりました。
ひたすら電源配線
動力の分電盤から屋上の室外機まで、空調業者の方が配管した冷媒管に沿って電源線の配線を行っていきます。
エアコンの容量によって、電源線のサイズ(太さ)も変わってくるので、各室外機に対する各電源線を間違えない様に、慎重に配線致しました。
縦系統の配線
上の2枚の写真は、電源線の縦系統の配線の様子です。
各階のエアコンの冷媒管及び電源線を新規で施工するにあたって、今回は外部のルートを使用しなくてはならなかったので、必然的に仮設足場を組んでの作業となりました。
電源線の固定
各室外機までの配線が完了したら、上の写真の様に結束バンドと言う材料で電源線を冷媒管に固定していきます。
各室外機に配線した電源線も全て固定し、この後に空調業者の方が行うラッキング工事(ステンレス製の筒状のカバーで覆う工事)を待つばかりとなりました。
電源の接続
上の2枚の写真は、室外機に電源線を接続した時のものですが、そのエアコンの容量によって電源線の太さや、カバーを外した時の室外機の内部の違いがお分かり頂けるのではないかと思います。
上の写真に写っている、黒いライティングレールの間に設置されているのが、ビル用マルチエアコンの室内機になります。(若干遠目ですが)
今回の現場はかなり広めの貸会議室だったのですが、エアコンも十分な容量のものが適切に設置されていたので、オールシーズン快適に会議やセミナーなどが行える空間になったと感じます。
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業務用エアコンの工事は、仮設足場の事も考慮しておきましょう。
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