今回は、エアコン交換工事に付随して分電盤交換や専用コンセント回路の配線を行ないました。
なので、同じ様にエアコン工事、分電盤の交換やエアコンの専用コンセントの増設をお考えの方々にとって、何らかのお役に立てれば幸いです。
今回の工事内容
今回は、大きく分けると以下の3つの作業内容に分かれます。
○エアコン交換工事
既存のエアコンを撤去回収し、新しいエアコンを取り付けます。
○分電盤交換工事
既存の分電盤も漏電遮断器がついていない古い物だった為、新しい物に交換します。
○エアコン専用コンセント増設工事
工事前の状況は、エアコンの電源を近くのコンセントから延長コードで取っていたので、新たに分電盤から専用コンセントの配線、取り付けを行います。
エアコンの交換
上の写真の既存エアコンを撤去し、新しいエアコンに交換します。
上の2枚の写真の様に、エアコンの交換工事はスムーズに完了致しました。
分電盤の交換
上の写真の分電盤は、取り付けられた年代も古い為、漏電ブレーカーが設置されておらず、また配線ブレーカーの数も足りていない状況だったので、こちらも交換致します。
上の写真の様に、分電盤の交換も無事に完了致しました。
そして、上記漏電ブレーカーと配線ブレーカーそれぞれの必要性を以下に挙げていきます。
○漏電ブレーカー
漏電ブレーカー(漏電遮断器)が設置されていないと、住宅などの漏電を感知する事が出来ません。
従って、電気機器の故障や大雨などによる外部照明、または外部コンセント等への浸水によって生じた漏電で、人体への感電や住宅火災の原因になる場合があります。
その様な時に、漏電ブレーカーが作動する事で漏電を察知し、最寄りの電気工事店などに対応を依頼できると言う事になります。(因みに漏電ブレーカーは、赤いテストボタンが付いているブレーカー)
○配線ブレーカー
今回は配線ブレーカーの数が少なかった(足りない)訳ですが、ブレーカーの数が少ない≒1つの回路への電気容量の負担が増える、と言う事になります。
その様な状況だと、配線ブレーカーが落ちる頻度が増えて何かと不便なので、エアコンをはじめ洗濯機や電子レンジ、IH、または食器洗浄機や浴室暖房乾燥機などの比較的電気容量の大きな物は、個別に配線ブレーカーを設ける必要があると言えます。
と言う様な事が挙げられますので、ご自宅の分電盤に漏電ブレーカーが無い、また配線ブレーカーの数が少なくブレーカーがよく落ちると言う方々は、最寄りの電気工事店に相談してみると良いかも知れません。
専用コンセントの増設
分電盤の交換もスムーズに終わったので、エアコンの専用コンセントの増設に取り掛かります。
今回の現場で配線を行うには、上の写真中央に写るステップルと言う材料を使い、木の部分に露出配線していきます。
電気の配線を行なう時に一番ベストなのは、電線その他を全て目に見えない形で配線する隠ぺい配線なのですが、今回は現場の状況により露出配線での工事となりました。
その場その場の状況で、工事の仕様も様々と言う事なんですよね。
上2つの写真は、配線の状況ですね。
現場の状況により、電線を木部に固定出来たので、スムーズに配線を行えました。
上の写真は、エアコンの横に露出コンセントを設置している状況です。
コンセントのカバーを取り付ければ、専用コンセントの配線工事も完了です。
今回の様にエアコンを新しく設置するにあたり、購入先から専用コンセントが無いから設置出来ないと言われてしまうケースは割と多いので、そんな時は是非お気軽にご連絡下さい。
ワンポイントアドバイス
新規でエアコンを購入、取り付けを依頼する際は、コンセントが専用回路(ブレーカー)となっているか、電圧が適正か(100ボルトor200ボルト)を確認する様にしましょう。
エアコン工事に関連する記事はこちら。エアコン室外機の設置場所について
毎年の夏の体調管理には、十分お気を付けください。
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