今回は、とある賃貸物件で浴室換気扇から、浴室換気乾燥機への交換工事を行ないました。
なので、普通の換気扇から浴室換気乾燥機に交換したい、または浴室換気乾燥機が故障してしまっていると言う人にとって、何らかのお役に立てれば幸いです。
浴室換気乾燥機の特徴
上の写真が今回取り付ける物で、バス(浴室)換気乾燥機と書いてありますね。なのでよく略してバス乾などと呼んだりもします。
他にも、浴室暖房換気乾燥機と言う呼び方もされる様ですが、その主な特徴としては
○予備暖房として使い、心臓の弱い方やご年配の方などの入浴時に効果的(特に冬場)
○雨天が続く時などの洗濯物の乾燥に
○常時換気機能や送風機能(給気)も備わっているので、コロナウィルス対策として換気の効果も望める
○電気容量が大きいので、専用の回路(ブレーカー)が必要になる事がある
と言ったところが挙げられるでしょうか。
既存品撤去・天井開口
まずは既存の換気扇の撤去と、浴室天井の開口作業です。
指定の開口寸法と言うものがあるので、電動工具等で開口していきます。
下地による開口補強
開口部に沿って木材の下地を取り付けていき、換気乾燥機の従量に天井が耐えられる様にします。
上の写真は、換気を行う為のアルミダクトです。
上の写真に写っているのが既存の排気口で、乾燥機本体との間を、上記アルミダクトでつなぎ、アルミテープで固定します。
本体取り付け完了
アルミダクトのつなぎも無事に済み、浴室換気乾燥機の本体の取り付けが完了しました。
リモコン配線・取り付け
続いて、浴室換気乾燥機を操作するリモコンの配線、及びリモコンの取り付けです。
新たに壁にリモコンやスイッチ、コンセント等を取り付ける時は、上の写真の様に下地探しと言う工具で壁内の障害物の有無を確認してから、壁の開口を行います。
その下地探しの使い方はと言いますと、壁に付けて押すと針が突き出てくる構造になっているので、その針が刺さるか刺さらないかで下地の有無を判断する、と言う事になります。
上の2枚の写真ともに力を込めて押しているのですが、1枚目に比べて2枚目の方が下地探しの白い部分がある様に見えます。
つまり、針が貫通しないところには下地(この場合は障害物)があるので、リモコンやスイッチを取り付けるにあたり、そう言った障害物の無いところを選定する、と言う事になります。
壁内に障害物が無い事を確認したら、リモコン及びスイッチの為の開口作業です。
上の2枚の写真はボード開口、リモコン線の配線と既存スイッチの交換の途中経過です。
無事にリモコン及び、浴室照明のスイッチの取り付けが完了しました。
浴室換気乾燥機のカバーを取り付けて、動作確認をして工事完了です。
今お使いになっている浴室換気乾燥機や、特に普通の換気扇が故障した場合は、浴室換気乾燥機に交換する事をお勧めします。
ワンポイントアドバイス
特に冬場の予備暖房として使うと、浴室換気乾燥機のありがたみを実感できるかも知れません。
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特に冬場の入浴時、予備暖房が重宝する気がしますね。
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