今回は、ある時の台風の被害で、敷地内にある引き込み用の電柱を支持していた支線の、復旧工事の模様を書いていきます。
同じ様に台風の被害や経年劣化などによって、支線の断線、または電線などの引き込み部分が空中で宙ぶらりんになっていると言う方々にとって、何らかのお役に立てれば幸いです。
とある時の台風の被害
上の2枚の写真は、切れた支線の様子なのですが、元から経年劣化で腐食していたところに、台風の強風で切れてしまった様です。
支線張り替え工事の材料一式
上の写真は今回使用した材料になるのですが、支線の張り替え工事自体、請け負う機会が少ないので、材料の選定や当日の工事の進め方なども慎重に行いました。
上の写真は、電柱を支線で支持するにあたって、一番力がかかるコンクリート製の底板になります。
底板を埋設するにあたっての、その位置決めが重要となります。
既存の埋設物
上の写真は、以前の工事で埋設してあった物を掘り起こしたものになります。
既存の埋設物は鉄製でポール状の物が埋まっていました。
埋設完了
既存の埋設物と入れ替える形で、新しい底板の埋設も完了致しました。
無事に埋設した底板と電柱とを、支線で接続する事も完了致しました。
備えあれば患いなし
上の写真は、支線が接続された電柱側の様子ですが、これで来たるべき台風への備えも万全ですし、当分の間は強固に電柱を支えてくれると思います。
因みに、写真の中央に映っている丸い物は、玉がいしと言って、人の手に触れる部分の支線に対して、感電を防止する役割をもっている物です。
ワンポイントアドバイス
台風が過ぎ去った次の日は、家の周りで飛ばされた物がないか、破損した物がないかのチェックをなるべくする様にしましょう。
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支線を張る時は、張線器を使用しましょう。
引き込み線が宙ぶらりん、と言う場面はよく見かけるので、早めの対応を!
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